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P1 フリークライミング塾便り1

「塩田塾」等とおだてられて、ジムのトレーニングを続けてきましたが、ここらでその様子を会報に載せろと云うので、改めて記録を遡ってみるとP1で講習会を始めたのは1昨年の7月頃で、その当時参加して来た最初の塾生がT橋ルリ子さんでした。すでに今年で丸2年が経過しているわけです。

塾生が参加しやすいようにと基本、火曜日と木曜日週2回開催して来ましたが、ただ自分が登りたいだけで、それ程の苦労もなく続けてこられた。それと、大宮労山にクライミングの楽しさを少しでも広げ、クライミングをすることで、岩場の登り降りの役に立つのでないかという思いも続けられた理由でもある。

 残り少ないクライミング人生、今まで諸先輩方から教えられた技術、自分で習得した技術、また、クライミングに対する考え方やモラル、その全てを何とか伝えたい、それが自分に与えられた使命なのかなとも思います。

 さて大宮労山フリークライミング講習会?は毎週火曜日は第1例会と運営委員会が重さならない限り、P1かエナジーで午後1時からの「午後の部」と18時からの「夜間の部」の2本立てで開催してきました。という事は、私は午後1時から夜の9時まで皆さんと一緒に登っているわけです。1日8時間も働いちゃう労働?でもないけれど・・・。

 しかし、基本登る事が大好きなので,辛いとか面倒くさい等と思った事は1度もありません。笑顔を絶やさず「今日も頑張って登ろうね〜」ってなぐあいで講習会の始まりです。苦虫つぶしたような顔でやってると、そんな塾等潰れてしまいます。

 もともとフリークライミングは登る事が楽しくてやるスポーツなのですから、登れようが登れまいが、「良いね〜」といって、モチベーションをあげて指導することが大事だと肝に銘じています。

 さて、最初は皆さん5・7も怪しく登っていたのが、その内に5・8、5・9とどんどん登れていくようになり、今やH竜さんは11・Aに挑戦するほどになりました。

 もうH竜さんには教える事はありません。こうして自立したクライマーを育てるのも指導者の責任でもあります。勿論登る技術だけではなく、確保やロープワーク等はまた別なスキルが必要とされます。
 まぁ〜、しかし、そこまでは私の守備範囲ではありませんので、自分で研究・訓練して先の大事な技術を学んで欲しいと思います。

 という事で第1回目は塾長自ら投稿しましたので、次回からはリレー方式で皆さんに記事を書いてもらいます。 (文責 To.S記)