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九月第一例会報告   テーマ

「 放射能汚染 山と登山道の実態は ―東北・関東、山の放射線測定と分析結果についての講演会― 」の伝達講習

講師 Lantana  期日 九月四日(火) 参加人数 17

5月17日東京で日本勤労者山岳連盟が主催して、「放射能汚染 山と登山道の実態は」というタイトルで講演会が開かれ、大宮労山からはLantanaさんが参加してくださいました。今回、八月の第一例会で、その講演会の伝達報告をしていただきました。

17ページにわたる資料と「福島第一原発事故の放射能汚染地図」が参加者全員に配られました。

山や登山道の放射線量の測定を政府として実施する意向がないため、日本勤労者山岳連盟が測定器を購入し、我々登山者の安心・安全のため、登山道の放射線量を測定し結果を一覧表にまとめました。測定した都県の山の測定結果は110か所におよび、大変参考になりました。

また群馬大学の早川由紀夫教授による「福島第一原発事故の放射能汚染地図」もくばられ、参加者皆さん緊張しながら地図を広げ食い入るように見入っていました。   (hama記)

参加者にも感想を書いていただきました。
★講演会の報告、ありがとうございました。これからの山行についての一つの判断材料として資料を使わせていただきま す。       (Yo.S記)

★大変勉強になりました。山岳会でこのように内容の濃いのには驚いています。(Se.O記)

★大変良かった。新しい事実と数字が理解できた。未解明な部分とこれから長い時間が必要と思われた。(Hi.T記)

山の汚染だけでなく、身近な汚染の状況も聞くことができ参考になりました。沢etc.に行くことが多い山行なので、ちょっと気になりましたが、山を選びながら行きたいと思います。  (Sh.S記)

今回に限らず、情報の隠ぺいが問題となる。正しい情報が出されるシステムが望まれる。 (Ry.K記)

★放射能汚染の広がり。北は岩手県から南は群馬県や茨城県まで汚染されていることを初めて知り、その範囲内に赤城山・妙義山・両神山・雲取山・男体山・那須岳が入っており、北は栗駒山も汚染されていることを知った。ところでこのように汚染された山へ登らない方が良いのだろうが、もし登るとしたら、線量を下げるわけにもいかず、除染は居住地優先で、その地に植わっている食品はよく洗って食べれば良いと。登ることは自己責任ということでしょうか?他の対策は?持ち物は?     (Yu.O記)

★むずかしいテーマを資料に基づいてよくわかりました。むやみに恐れず現実をよく見て対処していきたいと思います。       (Ka.S記)

沢山の資料を用意してくださりありがとうございました。私の知りたいことが出ていて大変参考になりました。私達がこれからの世代に残してあげられるもの、それは金ではない。安心して暮らせる社会、自然。こんなに汚していいものなのか。そう思うと胸が張り裂けそうだ。これから生きていく人達の為に何か自分に出来ることはないか。考えたいと思う。         (hama記)

★学習会「山の放射能汚染」とても勉強になりました。ありがとうございました。900m前後の空中放射線値が高い。標高に依る放射能汚染の偏りがあるとは想像もしていませんでした。阿武隈山地は、とてもいい雰囲気の好きな山域でしたが、ここまで数値が高いと、残念ですが暫くは、ちょっと怖いですね。(Su.M記)

※当日の資料、若干残っていますので、欲しい方、Lantanaまでご連絡ください。郵送・例会等でお渡しいたします。
    (資料手持ち無くなりました)