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韓国5日間の旅、その()

 スペインのクライミングツァーのパートナーが見つからず、空白の海外遠征をどうしようか?と思っていた時にI村さんから「韓国の雪岳山は如何?」の囁きを聞いて断る理由もなく、スペインを諦めた時点で参加が決まった。今までの海外遠征は全てクライミングで、登山での遠征は初めての経験でもある。 

当初の計画から山小屋の確保が難しいよ?と言うところから大きく変わってしまい、韓国の人達と一緒に登山する事になりました。

 なぜかと云うと一応は山小屋の予約はネットで開放は されているけれども、外国人が韓国の山小屋をゲットする事は不可能と云う事で、私の友人呉さんの出番となった訳です。呉さんとは10数年前にインスボンのクライミングに行った際にもお世話になった顔見知りの人で、私のクライミング仲間のI田さんとも親しい友人関係にもあり、その伝手で今回山小屋の予約をお願いすると、『せっかくだから一緒に登りましょう』となった。 

 I田さんの云うのには『呉さんはお世話をするのが生きがいみたいな人だから。ご厚意に甘えてください』とのお言葉を戴き、山小屋の予約、仁川空港からの送迎、2日間の登山口・下山口の宿の手配から観光のスケジュールまですっかりお世話になりました。 

 定刻通り15時前に仁川空港に到着、入国審査はスムーズに済み、ロビーで待っていた呉さん金さんと合流、ソウルの街並みを通り一路雪岳山の麓に向かう、ソウル(韓国では)の車は大型車が多く軽なんか走っていない、因みに呉さんの車はベンツである。2時間ほど走って高速を降りたところで、怪しげなお店に立ち寄った、ここの写真を投稿するには勇気がいる?女性陣はお箸とスプーンを買っていた。

冷たいビールで乾杯!呉さんと金美京さんは日本語が話す事が出来るのでコミニュケーションは大丈夫、和気あいあい、日韓合同パーティーの打ち合わせ兼飲み会です。

 21時過ぎには宴会終了し今宵の宿に向かう、これも呉さんが手配してくれたペンションで床暖房(オンドル)が利いていて温かい。

 部屋割りを済ませ女性陣が2部屋、男性陣が1部屋、取りあえず男性陣の本部の部屋で翌日の作戦会議、紅葉の一番いい季節、この時期は全国から登山者が集中するので早めに出発しましょうと・・・。

共同の食材を分配し、翌朝の準備を怠ることなく、就寝する。韓国の初めての登山で興奮してなかなか寝付かれなかったが、知らないうちに白河夜船だった。SS・・・。

 しかも出発当日の13日は台風19号の影響で出発便の欠航も予想され、どうなる事か天気予報を気にしながらハラドキの状況だった。

予約便が格安の済州航空でもあったので、変更も難しくもし欠航だったらツァーそのものの中止も考えられたが、運よく台風の速度が遅くギリギリのところで出発です。

それにしても、I村リーダーのもと最高のチームワークで素晴らしい山行とおまけの観光・グルメを味わえた事に「カムサニダ」であります。

1日目(アプローチ)

 メンバーのI村さん、S田さん、M浦さん、東海林さん(みろく山の会)が9時に成田空港に集合しチェックイン終了、ところが私の荷物の中にライターが入っていて呼び出しをくらい、一時はどうなるかと思ったが何とかセーフ、台風の影響もなく済州航空は、定時にテイクアウト。

約2時間40分くらいのフライト、機内サービスも水が出る位だが、それ程の不便は感じない、済州航空のCAもとても笑顔で美人揃い、良い旅立ちです。

途中のМ・マートで今宵のお肉を買い出して夕食のレストランで先着の韓国メンバーの金姉妹(金順子さん、金美京さん)、朴さんと合流して「はじめまして(チョムペケニスムダ)」のご挨拶、これで雪岳山のメンバー全員の顔合わせが済んだ。

すでに夕食の用意が整っており数え切れないくらいのお総菜が並んでいる。おかずだけでも十分な位だが、やや薄口のスープに焼き肉が付いている。見るだけでもお腹が一杯になりそうだ。