労山祭・クライミング班 二子山中央稜
ハーケンなくて楽しかった・・・!?
山行実施日;10月3日〜4日
参加メンバー;Su.M、To.S、Ju.S、Sa.H、Yu.I、Ke.H、Mi.T、To.H、**.U
今回の労山祭では、自ら実行委員長として秩父の下吉田キャンプ場貸し切りで宴会のみを企画させていただき、山行は各自に組んでもらった。
私たちクライミング班として、寄せ集めパーティ計9人で二子山中央稜への登攀に行ってきた。
ここは以前、私が別の山岳会入会2週間目に、当時同じ山岳会にいたM田さんとはじめてパートナーを組んで、初めてマルチシステムで登った岩場。その半年後に何度も訓練に来て、オールリード出来るようになった思いでの場所。
あれから3年経っていた。当日、ザイルパートナーのM田さんは、他のメンバーのマルチシステムのスパルタ特訓のため、今回も元祖サダ子(H谷川さん)と共に女子隊として、トップバッターで登攀開始。
あっという間に核心の3ピッチ目をオールフリーで過ぎ、その後も当時の恐怖感は何処へ?という感じで、快適なまま7ピッチ終了。
クライミングはまずザイルワークから。登ったらまずはデイジーチェーンでセルフビレーを取り、次にメインロープを適当な長さ(フォローの位置を確認できる様な長さにしないといけないのでこれが難しい。)で環付きビナとクローブヒッチで支点に固定。その後にデイジーチェーンを解除。フォローが登れるようメインロープをたぐりセルフビレーを取っている自分と支点間でテンションが掛かっているメインロープの上に振り分けにしてまとめる。確保器を落とさない様に注意しながらメインロープに通し、自分のハーネスのビレーループに通してからフォローに「OK、登ってこい!」とコールする。
頭では判っていたのだけれども実際にやるとしくじる。常に冷静にならないといけないのだが、安定している平場では出来ても、不安定な岩場で、しかも単独で出来るか?でもやらないといけない。クライミングはまさに「真剣な遊び」ということを実感させられた一日だった。懸垂下降の手順確認(私的にはロープを投げるのではなく、最初に降りる者に合わせてセカンドの者がロープを繰り出すのは新鮮だった)、懸垂時の確保器固定からクレイムハイスト利用しての自己脱出、流動分散支点の作り方(細いシュリンゲが必要)等々、何となーく判ってはいたことだったがでも実際にやってみるとすんなりとはできない。やはりこういうのは実際にやってみて体が覚えないとダメである。
K坂、U田、H高のヒヨコ達にずっと付きっきりで教えてくれたM田さんありがとう、そのおかげでM田さんご自身は登りたかった中央稜に行けなかったですね。この借りは私自身が同じようなことをクライミング初心者に教えることで返させていただくこととします。 (Ke.H記)
結局、M田塾の訓練に参加して、1ピッチ目を何度も登攀・懸垂して終了。M田さんから「久々の中央稜どうだった?」の問いに「3年前よりハーケン抜けていて、カム使い捲ったから楽しかったよ♪」
「終了点もボルトしっかりボルトが付いていて、何か物足りないよねぇ〜」と言ってしまった!
一ノ倉の後は、感覚がズレますね 。 気を付けよう ・・・。 他の人が聞いたら、キレてる女子だと思われちゃう・・・
早朝、実行委員としての役目も終わり、二日酔い&深酒後の倦怠感が残る大勢の山ヤにとって、恵みの大雨に感謝! 山行を中止し、各々観光グルメ旅やクライミングジムへ転進し、秩父を後にした。
会員の皆樣、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。 (Ju.S記)
サダ子頑張る
何ともチャラい恰好の私
労山祭・クライミング班 二子山中央稜ザイルワーク訓練