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剱岳 〜今年初の北アルプス〜  テント泊

9/6 剱御前小屋〜剱岳〜雷鳥沢テント場

5時半出発。剱御前小屋にザックをデポしてサブザックで剱岳へ。途中昨日宿泊予定だった剱沢のテント場を経由して水を補給。剱御前小屋は稜線上にあるので、天水のみ。湧水は美味しい!剣山荘で行動食での朝食を済ませ、いざ剱岳へ。

天気は晴天!テンションも上がります。ここから先は、ツアーやガイド山行の人達の姿も目立ちます。みんなハーネスとヘルメットを装着。剣山荘で600円のレンタルもありました。私は労山で習ったスリングの簡易ハーネスを作り、いざという時に備え出発。ギザギザのテッペンを目指して岩を次々と乗り越えて行くと、塩田塾でのクライミング練習が役に立っていると実感。塾長ありがとうございます。

危険個所はほぼ鎖があり、思った以上に安全に登れました。鎖の無い箇所もK坂さんと難なくクリア。一服剱、前剱、どんどん進みます。そしてカニのタテバイ。どんどん進みます。そしてギザギザのてっぺんに到着!晴天の山頂サイコーです。

休憩をゆっくり済ませ、写真を撮りまくり、山頂を満喫していざ下山。

9/8 雷鳥沢〜立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)〜真砂岳〜雷鳥沢〜室堂

最終日、6時出発。思ったよりすっきり晴れず、立山三山に向かいます。まずは雄山。私は以前、雄山神社で祈祷をして頂いてるのでK坂さんのみ山頂の神社へ。この日は急に冷え込んで、何だか寒い1日でした。大汝山、富士ノ折立と順調に進みます。この間、義足の老人と抜きつ抜かれつ。ピークを踏まない縦走をしているらしく、ご夫婦で結構なペースでした。

雷鳥沢への分岐からほど近い真砂岳もついでに登りこの日4座制覇。今回百名山2座、200名山1座、計7座の山行でした。何だかんだと良く歩いた4日間でした。

 次は穂高に予定通り登ります。(私は来年かな?)   (Sa.K記)

すると登山道に雷鳥2羽が!まだ子供のようです。逃げる様子もなく、調子に乗って写真を撮りまくります。こんなに近くで激写したのは初めてです。雷鳥とお別れし、どんどん進みます。

右手に剱岳を臨みながらのルートですが、たまに顔を出すくらいですっきりとは晴れません。奥大日岳で休憩。そしてランプの宿、大日小屋に進みます。ここで早めのカレーランチ。700円です。

空腹を満たし、大日岳へ進みます。K坂さんが、以前残雪期に会山行でテントを張った場所を確認しています。そしてガスの中帰路へ。

K坂さんの足の調子も不安なく?その日も雷鳥沢ヒュッテへ。毎日温泉でサッパリなんて、贅沢すぎる山行です。

どんどん下ります。そしてカニのヨコバイ。ここで、せっかくだから簡易ハーネスで自己確保実践してみます。自己確保無くても大丈夫だと思いましたが、安心感は増します。どんどん下ります。2人ともギザギザ岩岩を満喫し、剣山荘まで戻りました。ここでカレーランチ。1000円です。軽身のため、足取りも軽く帰路も順調です。剱御前小屋でデポザックを回収し、雷鳥沢テント場へ。15時半到着。9/5〜7で立山フェスが開催されていた為、テント場も一部フェス用に確保され、大賑わいでした。

坂さんと今回はソロテント2張。雷鳥沢のテント場は水も豊富、トイレは水洗、すぐ近くの雷鳥沢ヒュッテで外来入浴18時半受付終了で600円と快適さがハンパ無い感じです。もちろん2日分の汗を流しに雷鳥沢ヒュッテへ。なんと、シャンプーも石鹸もドライヤーも常設されていて驚きました。サッパリしてテント場にて夕食。明日に備えて各自テントへ戻り荷物の整理をしていると・・・。

テントの中から見ても外がすごく明るい。「めっちゃ燃えてるやん!!」という声に不安になり、外を覗くとK坂テントの隣のテントの青年2人組のガス缶が勢いよく燃えています。まるでキャンプファイヤーなみ!私も「水あるよ!」といったものの結構な火の勢いに近寄るのを躊躇しているとギャラリーが次々と集まってきます。

1人が水を汲みに走り、もう1人が火を消そうと近づいた瞬間、炎が彼の腕に一瞬燃え移ったのを見て、恐怖しました。片手で炎をはらい、すぐに消えましたがそのまま燃え広がっていたらとドキドキでした。「爆発するかも!!」と誰かが発し、爆発したらK坂さんと私のテントも燃えるのか〜??と頭によぎりながらももう一人が汲みに行った水で何とか消火。本当に怖かった。ガス缶全体が炎の中で、何が原因でああいう燃え方になったのか良くわかりませんでした。その後、テント場は静けさを取り戻しました。

後日、その話をしたら爆発はしないだろうという事でした。次回遭遇したら一緒に水をかけます。

山行実施日;9月4日〜9日
参加メンバー;Mi.T、Sa.K

 西穂から槍までの縦走をK坂さんと計画し、いざという時の為に塩田塾でロープワークの課外授業を受け、万全の態勢でした。が、天候不順によりプラン変更、土曜以降天気が期待できる剱岳へ。(でも、結局穂高も予報より良かったのですが・・・)

●9/5 朝発で扇沢へ。

この日は全国的に雨でしたが、昼から晴れるという予報を信じ室堂へ移動。
天気は好転することなく雨・・・。K坂さんの「行こう」の一言で剱沢のテント場へ進むことに。雨は降ったりやんだりの繰り返し・・・が、段々降る量が増して、土砂降りに!

肩口からも雨が浸み込んで、身体も冷えてきました。剱御前小屋までたどり着いた時はレインを着ていてもかなりの被害。とりあえず休憩に小屋へ避難しましたが、雨の止む気配なし。予報では18時には晴れる事になっていましたが、テン場まではあと1時間の距離。悩んだ挙句、小屋泊に変更。乾燥室に全てブチ込み、全て着替え終わってやっと落ち着きました。

自炊室で夕飯を作っていると、天気は一変、美しい夕焼けが!夕飯を済ませ、小屋の前後にそびえる丘に駆け上がり、雲海と夕日を堪能し、翌日に備え早めに就寝しました。

●9/7 雷鳥沢〜奥大日岳〜大日岳ピストン

夜中に大雨が降り、朝からすっきりしない空模様。6時出発予定を7時出発に変更し天気の回復を待つ事に。

ところが、K坂さんがどこぞのテントのペグで足の小指と薬指を負傷。朝から血がダラダラ・・・。マキロンで消毒し、傷パワーパッドで処置。テーピングは先日の講習会で習ったように締めすぎずに巻きました。

「大丈夫、行こう」の言葉でとりあえず進むことに。しばらく様子を見ますが大丈夫そうなので、どんどん進みます。