梅雨の晴れ間を期待しての自然の岩場、当初上山田の坊抱岩の予定が、「夏場は暑いよ」で急遽小川山に転身です。

小川山夏合宿 

       『やわらかソラマメ』5・9+で落ちる

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山行実施日;7月12日〜14日
参加メンバー;To.H、Yu.I、Mi.S、Se.O、Mi.T、To.S

 全員川越駅に集合だったが、一人だけ「飲みすぎて2度寝して?」時間に間に合わず先に行く事になった。メンバーは、H竜さん、I村さん、S田さん、O川さん、そしてK坂さんの6人パーティーいずれもP1塩田塾の優秀な生徒さん達です。

 上信越道経由でキャンプ地小川山の「廻り目平」に到着、土曜日にしてはまあまあ空いていて思い通りの場所にテントを張った。遅くなったので昼食して12時過ぎに岩場に向かう。

 エリアはソラマメスラブ、易しいスラブで多分皆さん初の所です。アプローチにも迷うことなく到着、顔見知りのクライマーもいる。

 早速「やわらかソラマメ」5・9+にトップロープのセットで取りつく。OSしたルートで何の不安もなくスタートしたが、やはり久々のスラブ足さばきが心もとない。

 3ピン目まではムーブが決まって良い感じだったが、終了点直下で行き詰った。左が正規のラインだが、傾斜が落ちた右から行こうと決め、右奥に見えるガバホールドを取ろうとした瞬間右足がスリップして、「落ちた〜」。

 ズリズリというよりスーという感じで滑り落ちた。約6.7mほど落ちたか、途中のバルジ状の突起に足を取られ反転して止まった。

 滑り落ちた瞬間不思議と何の怖さも感じなかった。不意落ちの場合はそうなのだろう?これが、力尽きて行き詰って落ちる時は多分相当怖いと思う、特にスラブでは・・。

 あちらこちらが傷だらけ、唇を噛んで出血し生臭い。左手薬指は摩擦で火傷状になって水ぶくれ、左右の膝も皮が持ってかれている、何ともこれぞスラブで落ちたと云う典型の格好だ。

 悔しいのでそのまま登ろうか?とも考えたが「1度降りてきたら!」に促されてロアーダウン。改めてひどい状態で今日は駄目か〜と諦めた。

 案の定天気が悪くなり暗雲が立ち込めパラパラき始めたので、撤収を決めつつ2便ほどトップロープをセットした。おまけに、無名のルートを登ったがこちらは全面濡れていて話にはならなかったが、取りあえず登ったのでルート名を付けてみた。I村さんと2ルート開拓、「塩ちゃんがドボン左」が5・7「塩ちゃんがドボン右」が5・8、初登ルートだが2度と登らないルートだ。

 やがて本格的に雨が降ってきて合宿終了、いろいろ反省点の多い小川山クライミング合宿だった。  (To.S記)

昨日の傷で厳しいルートは登れないので「ストリームサイド」で登る事に、ところがアプローチで道を失い右往左往、やっと渡渉点を見つけ、川を渡ろうとストックでバランスを取って体重を預けたら、ありゃりゃ、節目が抜けてそのまま首までドボン!冷てえ〜。

 全く今回は踏んだり蹴ったり、塾長のプライドもどこかに飛んでなくなりさらなる仕打ち、完全に凹みました。

 トップロープのセット「Love or Nothin」も10・Aなのに3ピン目あたりで息も絶え絶えテンション、10・Aでテンションも久し振りだ。 心技体不完全です。

Aとも繋がっていて微妙なラインだが、皆さん思い思いのラインで登っています、これぞフリークライミングです。

 満身創痍で左手は3本しか使えなかったが、トップロープなので何とか登れた。

 「生木を落としたよ」じゃなく「生血を流したよ」になってしまったか・・・・・。

 16時になってクライミング終了、金峰山荘のお風呂に入ったが心身ともに傷がしみる。その後M田さんパーティーもやってきて、楽しい夜の晩餐の始まり、私の事故ネタを酒の肴にして大いに盛り上がった。飲みすぎてその後人事不詳だった。

口内の出血が止まらずツバと一緒に吐き出す、救急措置で絆創膏で手当て、全く情けない状態になってしまった 

 それでもH竜さんが隣の「ソラマメ」5・7にロープを張ってくれて、やっとクライミング開始、一時は「今日はもうやめようか?」の雰囲気もあったが、H竜さんの意気込みに感謝です。

 怪我ついでにK坂さんを迎えにテントサイトに赴き、再びソラマメスラブにご案内、H竜さんが下のエリアの「生木を落としたよ」5・9にトップロープをセットしてくれていた、もう塾の看板を譲っても良いかな?