2/4 雪曇り、今日も天気悪い。よって途中敗退覚悟で目国内山(メクンナイ山1200m)に決定。
8:30車3台に分散し新見温泉ホテル前に駐車しここから出発。雪はやんだが曇天だ。少し林道を進み谷に降り渡って登り返し更に進む。樹林帯登行中いつの間にか天候が回復している。大木やその枝の間から陽の光と影、雪の白さ、そのコントラストがきれい。
平坦な疎林帯に出て、たおやかなメクンナイ岳の姿が美しい。ニセコ連山の展望も良く更に進む。森林限界も過ぎると真っ白な斜面のみ。やがて山頂直下、シールを?ぎここに板を置きつぼ足で20m程登り山頂。写真を撮り、さあ下山。スキー板を着け各自真っ白な斜面にそれぞれに突入。森林限界を降り疎林の平坦地まで一気に。明るい陽ざしを受け更に下降して樹林帯に入る、雪質も上々気持ちも高揚、体調もチョウ気持ちいい滑りで谷まで滑降。谷を渡り登り返して林道にそして新見温泉ホテル前着。そして宿へこの後はいつもの通り。
2/5 雪 留寿都 ルスツリゾートスキー場 ゲレンデスキーで終日遊ぶ、寒かった。
2/6 雪と風、天候悪化停滞。
2/7 雪 天気悪い。敗退覚悟で五色温泉からニセコアンヌプリへ。アンヌプリ北斜面を滑降予定。宿8:00車で出発。五色温泉駐車場に車を入れ登行準備、雪は降っている。五色温泉建物の裏手から登行、登るにつれ降雪も多く感じ風も出て来る。コースを熟知しているLは何も言わず我々は天候悪化傾向のなか後を追う。しばらく進むがホワイトアウト状況に、動きが取れずもう撤退しかなく雨蓋からGPSを取り出しGPSに従い往路を戻る。途中ホワイトアウト状況からは解放されサラサラフカフカ雪の斜面を下降し昼前に宿へ戻った。
北 海 道 ニセコ周辺山スキーと他の山スキー日記
山行実施日;2月2日〜16日
参加メンバー;Ma.A
2/2 羽田→札幌千歳 移動。千歳空港で北海道在住のスキーヤーと落ち合いニセコに向かう。宿では一年ぶりの再開で乾杯と長ーい飲み会。私はアルコールも弱いため先にお休みなさい。
2/3 曇り 天気余り良くない。雪秩父温泉裏のスキー場は老朽化と非採算で閉鎖してしまった。
リフトは動かないがスキー場内の滑降は問題ない。9時宿(850m)を出て動かないリフトを右に深雪をラッセル。雪はサラサラだ。リフト終点着、ここからゲレンデより急斜面林間のサラサラフカフカを滑る。
午後 宿でお天気の様子を見私を含め3名で3日と同一コースをトライ。スキー場跡地を経由しチセヌプリ(1134m)東斜面へ、前回と同じような場所と標高だ。時間は15時前後、強風ではないが雪混じりの風有り。雪質はとても良い状態だ。私が最後に滑降、Goーところが大転倒。一番いい斜面で雪に食われてしまった。勿体ない。ビンデングをセットし再出発。二人は下方で寒い中心配そうに待っていてくれて揃って宿に帰還。
2/14 雪 三段山 山頂はホワイトアウト
朝食を済ませ雪の中三段山の二段までかと出かける。8:30既存トレースを途中まで進む、我々と進む方向が違うため余り利用できず。二段、風雪で視界は余りないが頂上まで行くという。私の力量はここまでと早々に敗退するところだが頂上まで行く、稜線近くから雪面はカリカリだ。稜線の向こう側、南側は切れ落ちているよって意識して南側へ寄らないよう進む。周囲はホワイトアウト同然足元しか見えず風雪強し。しばらく進むと山頂1,748mの標識を確認し安堵する。比較的風が当たらない2〜3m底部の岩影でシールを剥ぐが風で飛ばされぬようシールやスキー板に注意。さあー下山、滑降だ。雪面がアイスバーンでカリカリだ慎重にゆっくりとバーンを滑り何度かのターンでトラバース。雪質もファファサラサラに少し谷の様な凹部に降りると視界も急に良く風も薄れひざくらいの新雪を大きく小さく弧を描き下降。更に続行緩傾斜に入り樹林帯へそして白銀荘に。私も何度かこの山に登り滑っているが今日のようなショッパイ状況は初めてだ。道人はあの状況を読んでコースを選んでいた、道産地元スキーヤーは素晴らしい。さあ温泉だ。
昼食はラーメンが美味かったがとても寒かった。地下鉄で待ち合わせ場所まで移動し17:30ころ富良野定宿着。今夜もまた酒、私はもうお茶で十分。
2/9 曇り小雪 富良野岳ジャイアント尾根を登る。天候悪いため風の当らない林間コースに。パーキングは既に5〜6台の車。我々も準備し出発する10時頃だったか。最初は滑って落ちそうな水流の有る1mくらいの1本橋の沢を渡る。その後はトレースの有る樹林帯を登行。しばらく登ると時折立木の切れ間から遠く、雲の切れ間から薄い影絵のような十勝岳が目視できる。更に登る森林限界付近は強風に近いその手前で下降の準備だ。他のメンバーもこの辺までだ。復路は往路のトレースから離れず下降した。最後に沢を渡って車に、その後はこの先5分の場所に白銀荘が有る。立ち寄り温泉だ。入浴後定宿へ、その後はいつもの通り飲み会だ。
腰までの深雪だ。滑る、ターン、ターンする度に前方から雪が舞い上がりゴーグルに一瞬前が見えず。午前中もう一度。午後様子を見てチセヌプリ(1134m)東斜面山頂50m下から滑降する。もう少しで山頂だが強風だ。雪崩の心配大。視界20mくらいか下方がよく見えず躊躇していると北海道勢どんどん下降、私も負けずに下降した。Lはこんな場合は遠くの目標を定め目標に向かって下降するのだと。だが前方見えず。手の指がとても冷たい。宿着。温泉に、その後は昨夜と同じ。
2/15 雪 少々の降雪。強風予想されるためジャイアント尾根林間コースを滑降する。8:30白銀荘を出て登山口まで車で5分も掛からず、既にPは6〜7台。我々も準備し出発。沢の中流れのある1mくらいの小さな一本橋これを渡って樹林帯に入り登行。今日は他のグループも多そうだ。樹林帯のため風は余り感じない、他のグループと前後して既存トレースを登行。女性3〜5人のグループらしい方々これも前後し離ればなれ登行。女性たちを人間ウオッチングするとウエア一式上から下まで山屋さんのショーウインドーから出て来た様な真新しい感じ。中身の人間は失礼だが我々と同世代と思われる。スキー技術は?森林限界付近まで登ると風は強く、我々はここまで、シールを剥ぎ滑降準備。「○○林反」こんな名前の地形を滑降するため少しトラバースする、疎林で膝くらいのフカフカの深雪を滑降。標高を表示できないのが残念。高度計はGPS兼用でザック雨蓋のなかカシオの腕時計は手袋を脱がないとダメ。いずれも面倒なために問題が発生しないかぎり特に確認せず。滑降最低部は密集樹林帯で登り返し。ゆっくりと登り返し途中、朝登行したルートに合流した。ここで白銀荘に戻るためこの登行ルートを滑降し車に戻る。
今晩から元の定宿に戻り2食付に、よって今夕食は定宿に準備されている。自炊から解放され安堵。
2/16 曇 今日は帰宅日。 昨夜から今朝にかけ荷をまとめた、朝食後宅配便の手続きも済ませた。もう帰るだけ。宿の前がバス停だ、定刻20分ほど前宿の主人に挨拶し玄関を出た。小雪が舞うスキー日和だ。目的もなく周辺をプラプラと、バスが近づき乗車旭川空港へ。いつ帰宅するかは決めず2月一杯いてもいいか。こんな調子で復路の航空券は購入していなかったが反省。空港ではシニア羽田行きが安価に購入できまた安堵。
これで自宅に帰れるまた安心、少し早いが昼飯&ビール、山スキーの無事を自分自身に褒め乾杯、ご苦労様でした。また北海道、道産地元スキーヤーの皆さんにも乾杯、前回同様に大変お世話になり有難うございました。