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アイゼントレーニングも できた初級雪山

 初級雪山も3回目を迎えることとなった今回は、富士見小屋前にテントを張り、瑞牆山と金峰山をピストンする計画だ。

 1月25日、大宮と川越から車3台で出発、瑞牆山荘そばの駐車場から出発、落ち葉の下が凍っている。転倒しないように注意し登る。

 富士見小屋は営業をしていた。テント場代金を、うっかり人数を間違えて払ったようだ。管理人が激怒し、テントを撤収するように言われた。悪気はなかったが、すぐに不足分を支払わなかったことは、私たちに非がある。大日小屋に私たちが行くのではないかと、管理人が、窓に張り付いて見ている。怒りが収まらない様子だ。

 テントを撤収し、とにかく下山する。時間的にも無理なことから、瑞牆山、金峰山は登頂を断念。テントが張れ、登れる山の検討が行われた。さすが、KAさん、よく山を知っている。茅ヶ岳の駐車場ならテントも張れ、時間的にも登ることが提案され、気を取り直し、出発した。

駐車場にはトイレもあり、水もあるのだが、目の前に民家がある。受任がベランダに出ている。日が暮れなければテントは張れない。リーダーが、道路から離れた空き地を捜してくれた。やっとテントが張れ、乾杯をすることができた。

 当初より人数が減ったため、テントは一張となった。テントごとに食材を準備していたために、夕食は、和風カレーとキムチ鍋にうどんと豪華になった。食べきれるかと心配したが、Wさんが3人分を食べ完食となった。慣れない食担、献立から、作るまで段取りが悪い。

 男性3人が車で迎えに来てくれた。本当にありがとう!

 私が労山に加入した時は、先輩たちは有名な山にすでに登ってしまい、はじめて聞くような山に連れて行ってもらった。もちろん、管理人はいない。どこにテントを張るかは自分たちの状況判断。もちろん場代の支払いもなかった。有名な山はすばらしい。これから、このような山に登るには、管理人をはじめとする、その場のルールに従わなければならないと、反省させられた。(Ka.T記)

 夜中に降った雨もやみ、雪のない登山道を登ることになった。Kさんの新人歓迎山行で、登ったのは3年前?彼も今では、大宮労山の中核として頑張っている。

 頂上からの展望は雲が多く、今一つだったが、ともかく登れて良かった。金ヶ岳までは、アップダウンの多いルートだが、急に雪が多くなり、風も強く雪山となった。

 アイゼンをつけるも、南面は雪がなく、岩場も多く登りにくい。Wさんはあっという間に登り、戻ってきた。アップダウンにうんざりしたころにやっと頂上に着いた。

 金ヶ岳から茅ヶ岳を下山するより、明野キャンプ場の方がはるかにと、また、KAさんが提案。労山祭で登られたコースだ。男性2人が走って戻り、車を回してくれるという。思いのほか、岩場が多かったが、アイゼンのよいトレーニングになった。もちろん、デバ2本で立つことはありませんでしたが。

 コンクリートの林道になると、いつものように、骨折した方の足が痛い。骨折した足を庇うためか、体がゆがんでいると接骨院で言われた。骨折した人から、なんだかんだと、完治まで1年かかると言われた意味が分かった。Mさんは足の裏がしびれるという。大宮労山は私と同年齢の女性が多い。皆、いろいろな故障をかかえながらも、もう少し登りたいと励まし合っている。

山行実施日;1月25日〜26日
参加メンバー;To.H、Sa.H、Ka.I、Mi.T、To.S、Yu.I、Hi.M、Yu.O、Ki.K、G1