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変化のある景色     物見山 東尾根

山行実施日;1月12日
参加メンバー;Yo.S、Ki.F、To.S、hama、Ki.W

奥武蔵の物見山といえばもっともポピュラーなファミリー・ハイキングコースです。1月12日この山に登ってきました。と言ってもファミリー・コースではなく、頂上から東に延びる東尾根コースです。ほとんど人に会いませんでした。

JR高麗川駅が歩き出し地点です。市街地の平地を歩いて高麗川カントリークラブの入口まで進みます。さらに約200b歩くとY字路にぶつかります。ここは左に進み、ゴルフ場に沿って緩やかに登ります。やがて右側に浅間神社の鳥居があります。うっかりすると見落としてしまいます。

 鳥居をくぐって登ると富士山(221.2b)の頂上に着きます。どう見ても本物の富士山には見えないのにこの名前が付けられたのか理解に苦しみます。しかも地形図にまでその名前が記載されているのです。山頂は小広く四等三角点と祠がある明るいところで杉木立ちの間から男体山などが望めます。

 山頂から西側に降り、数10メートルで広い山道に出合う。ここには道標があっても物見山への指示がありませんがここは右に進む。途中に駒神社を示す道標があり、さらに進むと緩い下り坂になります。ここをそのまま進んでいくと駒神社に行ってしまいます。物見山東尾根を示す道標はないが、右側をよく見て行くとしっかりした踏み跡を見つけられます。この踏み跡に従っていくと東尾根に入っていけます。やがて針葉樹林帯を脱して広葉樹林帯に入り山は明るくなります。1qほど歩くと送電線の鉄塔に出合います。少し早いけど明るく気分よいところなのでここで昼食休憩としました。

 登山道はまた針葉樹林帯の中に入り勾配がきつくなってきます。20分ほどで舗装された林道に出ます。ガイドブック(親しみの登山)には「車道を渡って登ると・・・物見山の山頂に着く」と記載されていますが登り道が分かりません。強引に登った跡が確認できますが、登山道はほかにあるはずと、右左に分かれて道を探すと、右の方から「こっちだ」と声がかかりやっと道が分かりました。この登山で一番の難所でした。頂上には一等三角点があるだけで周りは針葉樹に囲まれまったく展望がありません。一等三角点があるからにはそれを設置したときには360度の展望があったのでしょうが残念。

 南の方が賑やかなのでそっちに足を向けると、東側の木立が取り払われていて見晴らしがよい。登山上の山頂はこっちなのでした。ベンチもあり大勢が休んでいました。

 昼食は済ませてあるのですぐに下りにかかります。西側を下るとすぐに登山道の四つ角に出合います。ここは北側の道を選びます。いったん車道に出ますが向こうに渡ってまた下ります。歩きにくい道をこんなにも登ったのかと思うほど下って宿谷(読み方不詳)の滝公園に出ました。ベンチなどがありますが日当たりがよくないのでここは通過します。急な道を下ったところが宿谷の滝でした。大したものではないだろうと思っていたら、どうしてどうして見事な滝でした。しばらくみんな見上げていました。そこからは遊歩道になって、やがて宿谷の集落に入ってゆき、車道を高麗川カントリー倶楽部に戻りました。

 このコースでは漫然と歩いていると東尾根のとりつきを見逃し駒神社に下ってしまいます。昭文社の地図では破線表示になっています。ガイドブックを読んで地形図(飯能)に自分で赤線を入れておく必要があります。

 ゴルフ場までの町中歩きは退屈です。タクシー利用をお勧めします。(Yo.S記)