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厳冬期

  「仙丈ヶ岳」登頂に成功する

会として4回目の挑戦である。個人的には昨年敗退してのリベンジです。今回は登頂を目指すために、M田さんの計らいで訓練を開始した。

第一回11月2日〜3日は和名倉山縦走・第二回目12月1日は日光白根山・第三回目は大行山〜あやめ平の訓練を行いました。これによりだいぶ自信がついたように思う。

12月20日 
 本チャンを迎えました。前夜泊の道の駅で準備をして、登山口に向かいました。駐車場には我々だけです。早速、先行2名(M田・W辺両氏)にトレースを作ってもらい進む。長い長い行進です。

松峰小屋には8時間かけてやっとたどりついた。二人のラッセルがなかったらどうなることやら・・・。疲労も重なり腰痛を引き起こす。小屋内でテントを張りビールで乾杯し食事後、明日に向けていろいろな方法が出ましたが、検討の結果テントを2400mまでを担ぎ上げることにした。

12月21日
 2400m付近でテント設営後、早々に、リーダーO野さんの掛け声で、明日の登頂に向けルート開拓として、トレース作りに小1時間ラッセル行なう。私は腰痛を考え途中で終了させていただく。

12月22日 
 5時20分出発、前日ルート開拓していたトレースがしっかり残っており順調に標高を上がる。(今回M田さんは前日のラッセルの頑張りで足の不調でテントキーパーです。)よって、トレースつくりはW辺さんに負担がかかっており、大変なご苦労をおかけしました。

好天気に恵まれ順当に標高を上げていくが、私は他の仲間より遅れてしまう。なんとか頑張り、仙丈ヶ岳小屋を眼下に見下ろす風除けの岩壁まで到達して最後の小休止をする。

脚腰に難があるため若干弱気になるが目の前に頂上が見える。ここまで来たので頑張るしかない。いざ最後のアタック開始する。一歩一歩進むごとに目の前に頂上が迫ってくる.

11時30分仙丈ヶ岳(3033m)厳冬期登頂に成功した。好天気に迎えられ素晴らしい展望に見とれてしまう。達成感により歓喜を抑えられない。うれしい。素晴らしい感動を覚える。

体力と天気に左右される山である。全てがうまく言った山行である。参加できて仲間に感謝したい。ありがとうございました。    (Se.O記)

感想  (三郷山の会)

岡野さんが運を使い果たしてくださったおかげか、私の普段の行いが良いからなのかは分からないが、連日好天に恵まれ無事登頂する事が出来、最高の山行だったのではないだろうか。
ラッセル担当になって思った事は、楽しいのは最初だけでキツイ以外のなにものでもないということ。
寒いのが嫌で先頭に立っていたが、寒くなければまずやらないだろう。なんせ私は、寒い所とキツイ事が大嫌いなのだから。