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北アルプス     赤木沢 天気に恵まれた!!

戻り梅雨で最初に計画していた聖・光岳を立山薬師縦走計画に変更したが日程合わず赤木沢になった。夜2:00到着折立ゲートが朝6:00でないと開かないのでゲート前駐車場にテントを張る。

夜半より激しい雨でスタートを1時間遅らせる。もう一張の古いテントは雨漏りひどく女性人苦情言っている。止んだ隙に共同装備を分け車で折立へ。駐車場はほぼ満杯で雨が降ったりやんだり、隣の車の人が同じ赤木沢に行くらしく雨で水量心配で行くのを迷って私たちに意見を求めている。結局帰ったようだ。

折立から太郎平小屋までの道は沢化して水が流れ歩きづらく時折強い雨と弱い雨の連続で雨具が離せずとても暑い。
薬師峠テンバに一張テントを張りそこに沢装備で不要なものをデボし薬師沢小屋へ向かう。この天気でも薬師沢小屋は高天原、雲の平方面に向かう人で混んでおり畳一枚に2名とのこと。雨はあがっており明日の天気心配しながらテラスでいつもの宴会行う。

朝6:00出発で朝食は弁当にしてもらう。熟睡できないまま朝を迎える。打って変わり良い天気。日本一綺麗な沢で人気の沢と言いながら私たち以外に2パーテーと単独者1名しか確認できずマイペースで遡行できた。

黒部川から赤木沢出合いまで通常渡渉せず行けるはずだが水量多くへつることができず対岸に渡渉しながら出合いまで行く。全工程で最も苦労したところ。

雪解け水は冷たくひざ以上になるとジンジンしてくる。赤木沢に入ると岩肌は赤っぽくナメ滝がきれい。倒木もほとんどなく青い空に合う。新人が多いので滝登り心配したがロープまったく使用せず自由に右から左から登っていく。沢の途中よりV字状の谷の間から緑の草原を通し稜線が見えその上に青い空が見える。

 これが日本一のきれいな沢と言われる由縁なのかな。大滝の前で少し遊び高巻し連続する滝を登り詰めると湧き水の所に出る。広い草原を登り藪漕ぎが無いというルートだがハイマツの藪漕ぎ1時間位がんばり登山道に出た。だらだらとテンバに向かう。薬師峠テンバは、トイレがきれいで水も自由で最高。その夜はテンション上がり飲み過ぎ。

次の日は又雨のスタート。雨の薬師岳登り組みをテントキーパーが待つ。5人用古いテント内に水が溜り濡らしたくないものまで濡れる。

薬師岳登頂組を待ち又雨の中折立へ下山した。  (Sa.H記)

感想 

入山からいきなりの雨でこの先どうなるかと思ったが、入渓日は天候も良く、美しい風景を堪能しながら楽しく沢登りをすることができた。沢までのアプローチが若干長いものの、ロープやガチャ類も必要とせず、詰めも易しく初心者でも楽しめる、とても良い沢だと感じた。

当初縦走の予定が急遽沢登りになり、沢登りはあまり興味がなかったのだが、自分の中の沢のイメージを覆すような、行ってよかったと心から思える沢だった。すべての沢がこんなきれいなら、すぐにでも沢屋に転向してしまうだろう。     (三郷山の会 なべちゃん記)

黒部川本流を左岸から赤木沢に入る為、私は川の右側ばかりをへつったり胸まで水に浸かってムリムリ歩いていましたが、左側の方も滝が登れるしラクでいいかも。赤木沢はザイルもお助けロープも出さずに済む、広くて楽しい沢です。

今回私は最後尾を歩かせてもらいましたが、4人が4人自分の見つけたルートを思い思いに登っている姿は、これまでにない絵でした。皆さん是非行って見て下さい。  (Ru.T記)

●8/2:折立7:45・・・太郎平小屋12:00・・・薬師峠テンバ12:20・・・薬師岳山荘15:25

8/3:薬師岳山荘6:00・・・出合8:25・・・大滝10:40・・・湧き水12:50・・・登山道13:50・・・赤木岳14:15
    ・・・薬師峠テンバ17:10

8/4:薬師峠5:45・・・薬師岳7:30・・・薬師峠9:10/9:40・・・折立13:10−温泉−大宮21:45