一切経山 GPSと赤テープ
山行実施日;6月21日〜22日
参加メンバー;Ry.K、Yo.T、Mi.I
6月21日夜九時頃大宮を出発、福島県の浄土平へ向かう。駐車場に零時半頃到着。まずはテントを組み立てるが風が強く飛ばされそう。寝酒をいただきシュラフに入るが風の音やポールの袋をかたずけた記憶がないことに気づきなかなか寝れなかった。しかしすっきり目覚め、テントから顔をだすときれいな朝焼けと、気にしていたポールの袋も見つけることができほっとした。テントを撤収し五時前に出発。浄土平の広い駐車場から木道を通り酸ガ平小屋まで景色を眺めながら気持ち良く歩く。小屋の外ベンチで朝食。天気が良いので素晴らしい景色を楽しめた。別棟には立派なトイレもある。
一切経山に向かって登り始めるとだんだん雲行きが怪しくなり、一切経山山頂ではガスで何も見えない。展望を楽しみに登って来たのに残念。気温も下がっている。記念撮影を済まし次の山、家形山へ向け下る。途中の五色沼は墨絵を思わせる風景だった。天気が良ければコバルトブルーに見えるらしい.家形山への登りは、私の背丈以上に伸びた笹とぬかるみが多い樹林帯の中を進む。水芭蕉が足元にまで、あちこちに咲いている。
雪渓や笹は登山道を隠し歩みを妨げる。ニセ烏帽子山、烏帽子山と登り山頂からは一切経山まで見渡せ良く歩いて来たことが実感できた。いったん下り昭元山へまた登る。東大巓までの湿原にはチングルマのお花畑が広がり疲れを癒してくれた。東大巓山頂は見晴らしがないのでお花畑のベンチで花を見ながらゆっくり昼食。西吾妻山まで行きたいところだが、今回はここで戻る。下山は大倉新道を谷地平に向かう。分岐からほどなく小湿原に出る。大倉川の源流の下部で樹林帯に入るが大きな笹や木が登山道を隠し沢を歩いたり藪こぎしたりの状態になってしまった。私は二人の男性とGPSを信じ後を必死について歩いた。赤いテープの登山道が見えた時はほんとうにほっとした。樹林帯の中の長い坂道を下っている時右側に滝が見えた。大倉深沢では五〜六回徒渉した。谷地平ではワタスゲやコバイケイソウがたくさん見ることができた。谷地平小屋で休憩し姥ケ原に向かう。雨が降り始め登りはきつかった。姥ヶ原から浄土平までは木道で雨もやみ、お花畑を楽しみながら下山することができた。今朝見ることができなかった一切経山からは噴煙が上がり黄色くなった山肌は不気味。
今回の山行は日帰りで一番長く歩いたようだ。KさんとTさんにはだいぶ迷惑をおかけしてしまったが、私は達成感でいっぱいです。ありがとうございました。帰りの温泉は値段も景色もお湯も最高でした。車の運転お疲れさまでした。
(Mi.I記)