アップダウンを繰り返し、惣岳山手前の水場に着く。水場には水がほとんど涌いていなく、ちょろちょろと染み出しているだけで溜まり水の域を出ない。もう少し急登を登ると惣岳山に付く。山頂は樹木に囲われ展望は全く望めない。ここは青胃神社奥之院の境内で中央に神社がある。神社は全体にゲージで覆われている。野生動物からの被害を食い止める目的だろうが何か寂しくなる。
参拝し先へ進むとすぐ脇に注意看板が有った、「大きな木が割れています、早急に通過してください」急な下りを早急に通過する。下りきると惣岳山の迂回路がある。早朝のためか登山者に会わない、静かな散策を堪能する。
山も歓迎のため細いテープを準備してくれているが、受ける方としては顔にまとわり付いて閉口する。この山は都民の水瓶のため樹木が綺麗に整備された山林であり、登山道も全て樹木に覆われ展望は望めない。
小さなアップダウンを繰り返し、岩茸岩山に着くがここも独り占め。山頂は棒ノ折山方面の展望が開け、展望が良好。
小休止していると高水岳方向から2人の登山者が来る。そのまま岩茸石山方面に向かっていった。私も少し経過してから2人の後に続く。
すぐに急な下りとなる。途中で先ほどの2人を追い抜かしそのまま進むが、この先も登山者のいない静かな散策となる。
富士山の好展望地と記載された場所に着き展望を期待するが、遠方はガスっているため富士山を望むことは出来なかった。だいぶ奥へ進んだが、絶えず街の気配が耐えない!さすがは里山らしい。黒山山頂は狭く、樹木にもおおわれ展望は無いが、三角点の標識が設置されている。
寺院の前に立つと、濡れ雑巾となった女性が私の方に向かい「写真を撮ってください」。トレランの女性だ。青梅から此処まで来て帰るようだ。それにしても凄い汗だ。
棒ノ折山・高水三山(奥多摩・東京都)
静寂と喧騒を織りなす散策
山行実施日;2012.05.26
参加メンバー;Ry.K
少し下山すると登山道は丸太の階段に変わるが直ぐに荒れた登山道となる。
法面に目をやると、「フタリシズカ」成らず「ゴニンサワガシ」が咲いている。フタリシズカも良いが花茎が多いのも賑やかで良いもんだ。
沢沿いに下山し、砂防ダムを超えると舗装された林道に出る、このまま軍畑駅に到着し電車で御岳に向かい帰路に着く。
「権次入峠」に着くと登山者が急に多くなる。名栗湖方面からか?ここから棒ノ折山山頂までは、今までとは打って変わった騒がしさである。山頂の展望はすばらしくたくさんの登山者がくつろいでいる、私もここで昼食とする。
予定よりだいぶ早く到達したので余裕の下山となる。下山では多くの登山者とすれ違う、黒山でも多数の登山者が休息している。登山道の土砂が流され、樹木の根が露出している場所もある。樹木の逞しい一面だ。
途中、犬を放し飼いにして散歩に来ている御仁もいるが、危害を加えないとは限らない。そうこうしているうちに岩茸石山に到達する。来た時とは様相が異なり多数の登山者がくつろいでいる。小学校の団体もいる。早々に高水岳方面に下山する。のどかな登山道にはツツジが咲いている。直ぐに高水岳山頂に着くが、ここも登山者の群れ、展望もあまり良くない。
標高:惣岳山756m 岩茸石山793m 黒山842m 棒ノ折山969m 高水山759m
累積時間:8時間50分 累積距離:19.1Km 平均速度:2.16Km/h
【行程】
大宮4:30−一般道(16号)−玉堂美術館前駐車場5:40/6:00・・・惣岳山7:30・・・馬仏峠7:55・・・岩茸石山8:00/8:15・・・逆川ノ丸9:13・・・黒山9:30/9:40・・・権次入峠9:55・・・
棒ノ折山10:10/11:00・・・権次入峠11:12・・・黒山11:25・・・逆川ノ丸11:40・・・岩茸石山12:40/13:00・・・高水山13:30/13:35・・・平溝林道14:20・・・軍畑駅14:50/15:10・・・駐車場15:30−温泉−大宮
<御嶽駅からの登り時間 4時間10分 距離:9.5Km 速度:2.28Km/h
<棒ノ折山からの下り時間 3時間50分 距離:9.6Km 速度:2.50Km/h
温泉:水香園1000円 透明 (旅館で日帰り入浴は要確認)