戻る
高度感抜群5.JPG

ジャンダルムは いずこに

西穂山頂で2.JPG

山行実施日;2011.07.23-25
参加メンバー;Sa.H、Tu.T、G1、G2、G3

 Sさんからジャンダルムに行かないかと誘われました。メンバーは北本山の会の女性3人です。コースさえ間違わなければ大丈夫と言われましたが、サブリーダーとは驚きました。役に立たないことを確認し引き受けました。北本駅で合流し、後は新穂高温泉まで北本の女性3人の楽しいお話に眠気も吹っ飛びました。深山荘の無料駐車場が満車のため、新穂高ビジターセンターの手前のこれも無料の鍋平駐車場に車を置いて出発しました。新穂高ロープウェイは8分で1100mを一気に登ります。すぐにガスに包まれましたが、西穂高山荘までは暑くもなく快適でしたが、人が多いのには閉口しました。意外に若者が多く個性豊かな服装を楽しんでいるようでした。夕方からは翌日の天気が気かがりで何度もテレビ(天気予報専用)を見ましたが、高山は時々雨です。Sさんが小屋の人に確認をすると、「10時頃からガスが出るが、3時ぐらいまでは晴れる」と言われ思わずガッツポーズ。
 山荘を4時過ぎに出て、独標、西穂高山頂でハーネスを着けましたが、リーダーの顔色がすぐれず、なにかぼそぼそ言っていましたが笑って聞き流して無視。間の岳、天狗の頭とコースタイム通りで順調でした。これからジャンダルムをピストンするからとザックを置いて、鎖を引きよせ一気に核心部に突入です。信州側に切れ落ちた岩場をトラバースし再度登り返したところで、リーダーの一言「ここはジャンダルムではない」ではジャンダルムはいずこに!
ザックを置いたところから少し左の飛騨側に登り口があり、頂上までは呆気ないくらいに登れました。リーダーがジャンダルムの標識を持って、他の全員は万歳のポーズで記念撮影。核心部を3度も歩けば上達するものです。余裕でロバの耳に到着です。ところが福岡から来たパーティーの女性が動けなくなり、ロープを出すことになりかなり待たされました。たしかに足場が悪い状況でしたが、お助けひもで対応できると思われました。馬の背はガスの中、足場、ホールドともにしっかりしていましたので、落ち着いて登れば問題はありませんが、逆コースにはしたくない所です。再度、奥穂高山頂で記念撮影。山荘から来た人に「道具からしてプロですね」と言われ恥ずかしくてたまりませんでした。岩登りを練習したいので講師募集中です。翌日は涸沢を下りましたが、岩壁の穂高連峰と這い松の緑、そして雪渓の白、この山行のフィナーレを飾るにふさわしい雄大な景色でした。そして、北本山の会の女性たちの山にかける情熱と疲れた、怖いとけっして口にしない根性に脱帽です。      (Tu.T記)

ジャンダルム登頂7.JPG

奥穂で万歳11.JPG