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西上州 小沢岳・鍬柄岳                      4月2日

GPS 勉強の山旅   使いこなさないと もったいない〜

 ひさしぶりの上州の山旅に出かけることとなった。ガーミンの最新GPSを買ったので是非山で使い、どんなものかとためしてみたかったのと、最近大阪では、なかなか山に登っていなくて埼玉に行く用事をかねてどこか山に行きたかったので、Mi.Kさんにおつきあいしてもらい、小沢岳・鍬柄岳にいくことにした。小沢岳は以前大宮労山の新年ハイキングで企画し、登ったことがあった。また鍬柄岳は登山学校の総合登山で何回かいったので無難かなとおもいここに決めた。
 下調べで山の様子を地元に確認し、崩れていないとのことで、4月2日早朝、高崎線に乗り出発する。上信電鉄で下仁田に到着、タクシーで登山口まで行く。私はGPSで現在地を確認、Mi.Kさんは地形図とコンパスで確認、家で取り扱い説明書を読みながら、使い方をさんざん勉強して、尚不明な点は代理店に電話で聞いた。そのうえでの使用となったがなかなかうまくわからないものだ。代理店の人が言うには、実際山に行き使ってみてください、それが一番いいですよ。とのことだったが、なかなかそう簡単には操作できない。Mi.Kさんから質問された。「GPSで今いる場所が地形図で的確にここだとわからないとだめだよ」と。高度が表示されているからそれから地形図で確認できるのでわかるのでは。と私は思ったが、それだけではまだ確実ではないということがわかった。頂上にピンを立ててここが行く目的地に設定はしているのだが、GPS画面の→は一気に直線で頂上を指しており、なかなかまだ使い勝手のわからない私はGPSのコンパスの→が右に左にうろうろして一定しないので、困ってしまった。またよく使いこなせるように、やさしい山に行ってみて勉強しなくては。ロードでは、原動付き自転車に取り付けて、車のナビのように使い、目的地までいくのにバッチリなのだけど、山と町では同じようにはいかない。小沢岳は迷うような山ではないけれど、こういう山をどんどん登って使いこなさないと、高い機械がもったいないー。沢がいまいる位置のどちら側に流れているかなど、基本的なことを確認しながら、使ってみることだよ。とMi.Kさんにアドバイスうけながら、ほどなく頂上に着く。お天気もよく、360度の展望に満足。独特の妙義の山、荒船山、鹿岳など目の前に広がった。今日は2人の登山者に出会っただけだった。
     

早々に下山して、きょうはもうひとつ鍬柄岳に行くことにする。下仁田駅から一駅進み、せんだいら駅にむかう。鍬柄は、駅から歩いてもさほど時間がかからず、ほどなく頂上直下の鎖場に着いた。ここではGPSもそうだが、欲張ってビレイ器具の使い方も、Mi.Kさんより指導してもらった。ガイドというビレイ器具で、私が使っているルベルソは、テンションがかかるとザイルが硬くしまり、緩めるのにとても難儀するが、ガイドは簡単に緩めることができる器具で鎖場に取り付く前に使い方を教えてもらった。実際ハーネスを持参していたので、身につけ、ザイルを使い指導してもらう。あと、二股になっているテープシュリングを使って、鎖場を登った。これは、通過の再確認の勉強です。長いこと藤坂のゲレンデにも行っていないので、もしかしたらエイト結びも忘れてしまったのかもしれないと思ってしまう。やりつづけることが大事ですね。やらないと忘れてしまう。昨年の剣岳以来の岩登りであった。上手な人でも、どんな簡単と思える場所でも、バックアップは必要でしょうね。と意見は一致した。Mi.Kさんは、腰を痛めているとのことだが、岩場の通過、足、手の使い方は本当にうまいなーと改めておもった。上手な人の動きをみて学ぶことは大事です。鎖場、両側きれおちた場所を歩きほどなく鍬柄岳の頂上に到着。ここも絶景でした。
 
 登山口まで戻ると、途中出会って写真山行している男性が、声をかけてくれた。よかったら千平駅まで車で乗せてくれるという。ありがたく便乗させてもらった。のどかな上信電鉄の車窓から外を眺めながら、夕暮れどきになった高
崎駅に到着。駅ビルの中の店、カツどんとビールでカンパイして、高崎線で大宮に戻る。Mi.Kさん、心配な腰痛も出ずに快調だった様子。また機会があれば、藤坂のゲレンデでも宜しくお願いします。

 GPSは、大宮の会
の方で持っておられる方もおられると思います。また使い方の情報お願いします。(Ti.S記)