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   2回大宮労山祭・ハイキングの部・三条の滝

            今まで見た滝の中で一番豪快

    山行実施日;2010.09.19
    参加メンバー;Tu.ShamaLantanaKa.S

御池の駐車場につくと燧登山組はもう出発して誰もいなかった。駐車場西端の燧裏林道に入る。すぐ木道が現れる。木道もいろいろ、太い金属線の滑り止めが渡してあるところ、木片の滑り止めのところ、朽ちかけたところとあり、まだ朝露をたっぷり含んでいる。今年は暑いので樹木は葉が茂り、空が見えない。滑りやすいので足下ばかり見つめて周りの景色も見えない。やがて姫田代に出る。燧の方を見ると霧がかかっているみたいで、今ひとつはっきりしない。ジグザグ木道を登っていくと上田代に出る。お花がまったく咲いておらず、たまにアキノキリンソウが見られるだけで、わずかに草紅葉になっている程度です。ここで燧を見ると雲が無くなりはっきり頂上が見えています。予報では天気は下り坂でしたが、良い方に変わってくれたようです。いくつか樹林帯と田代を経て吊橋を渡る。そして、三条の滝の分岐の少し手前のところでTu.Sさんが「熊の臭いがする。」「樹林帯の奥の方でかすかに黒い物が動いたようだ。」というので一気に緊張が走った。hamaさんの熊ヨケの鈴を頼りに足早にその場を過ぎた。

三条の滝展望台へは急下降で今まで以上に慎重に歩を進めていくと、最後は階段と鎖がついていた。不思議なことにこの階段は三角状の角棒でとても足運びの悪い物であった。展望台に着くと一挙に素晴らしい眺めが広がり、滝の水量が多く気持ちが晴れ晴れとした。今までに見た滝の中では一番豪快なものであった。本当に来て良かった。

帰りはスピード早く滝の上に出たが、下から眺めた滝は真っ直ぐだったのに、上に登って滝を見ると水は横に流れている。帰りの木道は天気が良くなったせいか、乾いていて朝よりは歩きやすくなっていた。草紅葉も心なしか進んでいるようだ。鬼田代を過ぎ、そして、吊橋を過ぎた頃から足がつり始め、バンテリンをかけたりしてもなかなか治らす、休みながらやっと下りてきた。4月のお花見ハイク以来の山行の結果が出てしまった。これからは小さな山行でもやらなくてはと強く思った。(Ka.S記)