戻る

  
   魚野川・茂倉谷

         穏やかな谷と花の稜線

       山行実施日;2010.0731-08.01
       参加メンバー;Sh.S、ほか2

       行程;茂倉岳登山口〜茂倉谷〜茂倉岳〜登山口
             7/30()上尾-土樽駅BP 
              7/31()6:30BP-7:20入渓-12:20、右に枝沢河原状BP
              8/01()7:00BP-14:50稜線-15:30茂倉岳-21:00登山口-帰埼

7月31日()今日の天気は、午後から雨マークとなっていて、雷を警戒していた。朝のうちは、晴れていて快適である。茂倉岳登山口まで車で入ると、1台の車が置いてあった。登山者かと思ったが、茂倉谷に入っていた釣屋さんだったことが解る。取水口上から入渓すると、沢ぐるみやミズナラなど青々と茂り、沢の岩にもコケがついて水草もついている。増水して沢があれることがないのだろう。魚が住みやすそうな穏やかな沢だ。今回は、沢2回目の千ちゃんがきてくれたので、ぜひたき火を経験してもらおうと中ちゃんがはりきっている。ザックの中には体力トレーニングのためにと酒がごっそり詰め込まれている。日帰りの沢だが、中流部で幕にして早めに焚き火をしようと、重いザックでゆるゆると歩き、昼頃から幕場探しである。途中、釣れそう釜で竿も出した。まったくあたりがないので、釣屋がはいっているのかなーと思っていると、1台止めてあった車の持ち主だろう釣屋だ。もう少し先で、再び竿を出すとあたりがありイワナをゲットする。谷の両脇が狭まってきて、左から枝沢が入っているところが土砂崩れだったのだろう河原が広がっていた。豪雨がきたら怖いが、逃げ場を確認して、幕場とした。晴れていれば最高の幕場だ。雲は出てきているものの雷雨にはなりそうもなく、大量の流木を集めて焚き火をし、イワナの出汁でそうめんの昼飯にする。ビールも冷やして昼から宴会だ。たまにはのんびりと過ごすのもいい。夕方になって、ぱらぱら雨があり、タープに入ると約束の雨になったがさほどでもなかった。

        

8月1日()夜半には雨も上がったが、雲が多い。どうも天気はよくならないような感じだが、このままでいきそうだ。7時に出発。だいぶ荷物が減って身軽になる。滝らしい滝もなく、ゴーロ歩きのようだ。高度がなかなか上がっていかない。岩は滑りやすく、千ちゃんの足取りがぐっとゆっくりとなる。慎重の極みとなっていた頃、T大学のワンゲル6名のパーティーが追いついて抜いていった。我々もペースがあがってきたが、そう簡単に早くなるわけでもない。先行のメンバーが進んだ後を追って笹藪をこぐ。稜線に出ると千ちゃんの表情にも明るさが戻ってくる。茂倉岳のピークで記念撮影をした。稜線はお花畑だった。   (Sh.S記)