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 鈴ヶ岳〜御池岳・その3

      久し振りの雪山 

私たちだけの山頂は更けていく・・・

昨年は仕事の都合で行けなかった雪山へ今度こそはと参加しました。行って本当に良かった。

見過ごしてしまいそうな小さな立て札に「火の用心」と書いてあった、そこが登山道の入り口でした。杉林の中続く急登、道もあるような無いような、だんだん雪も出てきて、稜線に出ると広葉樹林に変わり、振り返ると琵琶湖が見え、白い比良山系の山並みがその上に見えます。木々にはまるで満開の白い花が咲いたよう、お花見山行のようです。これがオオイタヤやメイゲツなのかしらと思った。

眺めの良い鈴が岳山頂にテントを張り少し早めの夕食の用意です。日が暮れると西に琵琶湖の灯、東に名古屋の灯、天空にはオリオンとスバルが見え、私たちだけの山頂は更けていく。

今回は途中まで久しぶりの雪山とリュックの重さでハァーハァーと大変でした。先輩達の歩き方のアドバイスのおかげで、その後は体重をしっかり足にのせ、前を向いて気持良く歩けるようになりました。正しいフォームは何をするにも必要と痛感しました。鈴北岳、御池岳と無事登ることが出来、真の池、ドリーネ、カッレンフェルト等の地形やサワグルミの森、オオイタヤカエデの林、ツツジの花など、雪の下で見えなかった色々なものたちに、また逢いたいと思いつつ下山しました。

リーダー、皆さんありがとうございました。 (Mi.M記)