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       ネパール   
     アンナプルナ山群写真トレック

      
          山行実施日;2009.10.14-11.09
          参加メンバー;Te.I.


 ネパール・アンナプルナ山群へは、10年前にBCのある内院へトレッキングで出かける。さらに昨年ティリチョ湖とツロブギン峠へ行く計画で写真教室へ参加するも、時ならぬ降雪でツロブギン峠へは行けずに悔しい思いをした。
今年は昨年撮り残したツロブギン峠へ行くことと、写真撮影での訪問ではなかった内院を再訪することで、日程などは事前にメールにて詳細に打ち合わせをして、二度目の個人で出かける。個人と言っても荷物も多く、テント泊も予定したので、現地ではガイド、ポーターを雇ってトレッキングをする。
 関空を深夜に出発、バンコクで乗り換え、約6時間の時間待ちは退屈で、空港内をウロウロ、文庫本を読み、ビールを飲み、うたた寝をしながら過ごす。カトマンズにお昼過ぎに到着する。迎えのガイドと直ぐに国内線に乗り換えてポカラへ飛ぶ。つかれた。
翌日早朝、トレッキングの出発地ジョムソンへ向けて良い天気のなか、ヒマラヤの山々を眺めながらフライトを楽しむ。何度か歩いた道をのんびりと歩き始める。トゥクチェ、ソヤで泊。次はデウラリで泊まらず標高差約900mの急登を上って、ツロブギン峠への尾根上のカルカで泊。流水が無くて溜まり水(少し濁っている)を使う。翌日さらに尾根を登り標高3750m付近で雪が出てくる。この先の岩稜のトラバースでこれ以上雪が積もると下山時に危険を伴うので、此処でテント泊とし、翌日日帰りで峠を往復することにする。良い天気の中を峠へ向けて登る。背後のダウラギリを振り返りながら峠(稜線)に到着する。目の前にアンナプルナT峰が大きく望める。昨年の無念を振り払うように気の済むまで写真を撮り続ける。ガスが出てきて、夕焼けの写真に心を残しながら下山する。テントを撤収してデウラリまで、標高差約1400mを一気に下る。最後は立ち止まると膝が小刻みに震えるほど疲れた。
 その後はロッジ泊まりで内院まで歩き、BCで二泊しながらアンナプルナの朝焼け、マチャプチャレなどの夕焼けを撮る。天気にも恵まれて、ツロブギン峠の夕焼け以外はしっかりと写真を撮ることが出来た。ツロブギン峠での夕焼けの宿題は残ったままで、再度挑戦したいと思っている。
カトマンズでは、懐かしい岳友にも会い、バンコクでの乗り換え待ち時間も、気にならず楽しい気分で帰国できた。

アンナプルナT峰  (ツロブギン峠)