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足利百名山・花の大坊山・大小山に登る

山行実施日;4月12日
参加メンバー;Ki.K、Ma.S、hama、To.F、Ki.W、Ka.I、Ki.F
 (一瞬、群馬県の妙義山と混乱)同じ山名。びっくりした。この山が一番標高が高く、313m。その先に大小山282m。どれも、低い山なのに展望抜群。ガイドブックによれば、東京スカイツリー、富士山、男体山、日光白根山、浅間山、赤城山、袈裟丸など、いろいろ見えるらしい。300mに満たない低い山なのに、岩場の山。まったく妙義山とは、うまく名付けたものだ。岩場こわい。心臓バクバク、ソワソワ落ち着かなくなった。他人は「ポンポンポンよ!」と、簡単に言うけど、こっちは、必至だ。そんなに人生は甘くない、簡単に世渡りできたら、私は苦労はしない。石井スポーツでザイルセットを買ったが、「しまった、忘れて来ちゃった」自分に明日があるかしら、心臓が飛び出しそう。
 「群馬の妙義山もこんなかしら」誰かがいうと「とんでもない。こんなもんじゃないわよ」とまた、だれかが。やれやれ、恐ろしい場面はやっとおわりになった。「疲れた?」と聞かれ、「気持だけ」、体は元気。低山のロングコースの山だった。最初から最後まで、とても楽しめる山だった。足利百名山を4つ、名前なしのピークがやはり、4つ。足利百名山は春、桜の綺麗な山。時期は四月中旬がいい。
 今年は桜の開花が三月下旬だったが、その後寒いので、いつまでも桜が残ってる。

 今日は足利市の大坊山、大小山に登る。実は私、あの原発以来、日本の山、特に、関東、東北方面の山を気にしています。あの原発事故以来今年で四年、桐書房から出している「放射線と登山道」によれば、大小山の山頂空間線量は(0.05)一番高い所で、標高190mで(0.101)とある。あれから四年、放射線量はどう変わったか、調べたかった。

 それで、今回は放射線量の機械を持参しての、ハイキングとなった。リーダーはK原塚さん。気温が低い日が続いているので、桜がしっかりもっている。足利の山は新芽の中に白や薄いピンクの山桜が咲きそろい、パッチワークのようだ。こんな美しい桜の山をこれから登るのかと思うとワクワクした。お花見ハイキングをするなら、やはり、この時期よね、と、おしゃべりしながら、大坊山を目指す。神社の登山口にポストがあり、中には「手づくり地図」が入っていた。しめしめとばかり、全員一枚ずつ喜んでもらう。その地図によると、今日登る山は「足利百名山」の一つとわかる。この小さな足利市に百も名山があるなんて。(大宮労山も五〇周年に向けて、五〇の名山を決めている最中だが。)足利図書館には「足利百名山」の資料があるそうでこれはすごい。《震災復興支援》めざせ百部と書かれた、A3の手書き地図。そして、名産品、またカモシカ、イノシシ、ヘビ、スズメバチ、クマに注意とある。どうやら、この山はすべての動物がいるらしい。いずれにしろ我々が登る山は「足利百名山」だと思うと、とても楽しみ。神社のそばに展望台があった。この場所はたしか、5,6年前、クリスマスハイキングで来たことがあった。U神さんの三歳のお孫さんを徳重さんが手をひいて、また、肩車をしながら、ハイキングをしていたのを思い出した。そのお嬢さんは今、中学生かな。今日は大坊山から大小山までの周回コースをハイキングする。放射線量は0.03(あれ、我が家の回りより低い)今日は、S々木さんも放射線量の機械を持ってきているので、機械のスイッチを入れていたが、「あら!低いじゃない」と、ガッカリしたような、いや、ちょっと調子狂ったような顔をしている。いや、本心は如何に。一番調子が狂っているのはこの私かも。大坊山はすぐついた。(0.03)とても見晴らしがいい。ガイドブックに大きな富士山が見えるとあるが、今日は春霞でなにも見えない。しかし、近くの山の山桜がとてもきれいです。ミツバツツジ、山ツツジがキラキラ輝いています。(放射線量が低いことが分かりホッとしている自分。)まず、足利百名山の山を一つ。続いて、「つつじ山」これも、足利百名山。つつじの群落。そして、妙義山。
 妙義山も大小山も放射線量は0.03で、とても低い。が、最後、藪こぎし、薄暗い急斜面をズルズル下りてきたが、ここは0.070.08と高くなった。車道に下りてきたら、また、0.03と低くなった。我が家の庭は0.050.06さいたま市より足利の方が低いことを知る。良かった。自分の家族にも教えてあげよう。