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ハイキングと言えど

    「カラビナとロープ」は必需品

 リーダー(K原塚さん)が一日目のコースを思い切って短くしたことは適切でした。日が短いこと、メンバーの体力・技術、登山者があまり入ってないコースで道迷いもあることを判断したのだと思います。

 道の分岐点で、どっちの道を行くのか不明のところではリーダーが一人で偵察してきて判断を下しその上でメンバーを歩かせたことはメンバーの体力を保存するという点から、またメンバーに不安を抱かせないという点からも適切でした。最後に安房高山から林道に出るところで全員を急斜面をおろしてしまい、登り返してしまったことは残念でした。

 地形図上では山頂から北西方向に約200mほどで林道に出ることになっています。リーダーが尾根を進んでいくと崖の上に出てしまい「危険」の表示があり、少し戻ったところに錆かけたブリキの小さな表示板があって「左危険、右に進め」という内容でこれに従って急な尾根を下ったところ、沢の音が聞こえるところまで下ってしまったことに気がつき登り返しの指示を出しました。

メンバーが登り返しを始めた頃から北東方向からの風と雪が襲ってきました。まるで吹雪でした。しかし風が来る方向を確かめると雲が切れていて、多分小さな寒冷前線の通過と思われました。やっぱり吹雪はじきに収まりました。さっき尾根を下っているときすぐ下に林道がありました。

 リーダーは林道を目指して強行突破を考えやって見たらその途中に踏み跡を見つけみんなを導きました。その踏み跡の取り付きのところに小さなピンクのテープが付けてありました。表示板の「右に進め」という内容が間違っていたのです。「右に一寸行ったら左のヤブに入れ』というのが正しい内容です。リーダーの導きで一同林道に出られてホッとしました。

 今回O知さんが6~7o、15五mくらいのロープと安全環のカラビナを持っていて、みんなの頭の中には予定していなかった急斜面の下り、登りに大変役立ちました。私は、以前ハイキングでもお助け紐はザックの中に入れて歩いていましたが、最近は入れて行かないことが多く、大いに反省したところです。 (Yo.S記)

 千葉県の山はほぼ登りつくしたかとおもわれるF田美子さん、分県登山ガイド・「千葉県の山」から三郡山(みこおりやま)(337)と安房高山(364.9m)を見つけてきてこれを一日で登ろうという提案がありました。 

このガイドブックだけからはどんな山かよく分からないのでまず地形図を出してきました。そしたら地形図の鬼泪山、坂畑、鴨川、金束の四枚にまたがる山で地形図にはその山名が出ていません。四枚の該当部分を貼り合わせてやっと山の様子が分かってきました。ずいぶんなロング・コースです。

日の短いこの時期に一寸考えてしまう計画でした。今回の計画では、一日目が三郡山と安房高山で、その日は白浜の民宿泊、二日目は嵯峨山に登るといものです。

以下、断片的に感想を述べます。